「根尾の薄墨桜」(岐阜県)絵と文 井上晴雄 - 絵画と文で綴る「農村やなつかしい風景」 (井上晴雄 絵画作品集U)

「根尾の薄墨桜」(岐阜県)絵と文 井上晴雄

「根尾の薄墨桜」

 岐阜県西部の山中に、根尾という小さな村がある。根尾川が北から南へ流れ、周囲には能郷白山はじめ険しい山々が連なっている。
usuzumi2.jpg厳しい冬を通り越すと、うららかな春の陽気が村に漂い、桜が咲きはじめる。そのなかに、散り際に薄い墨色になることから、薄墨桜と呼ばれる樹齢1500年の彼岸桜の大木があった。

 途方もない長いときのなかで、薄墨桜は、何度も枯れかけたそうだ。それでも今年も春が訪れると、無数の花々を咲かせて人々の目を楽しませている。何も語らず、大地に根を張り、ただ無心に花を咲かせているのだ。その姿を見たとき、頭が下がる思いがした。この薄墨桜のように、辛いことや悲しいことがあっても力強く生きていかねばならないと思った。
                 「根尾の薄墨桜」絵と文 井上晴雄
2013-09-03 00:18 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
日本ならではの農村には、緑があふれ、ゆったりとした時間が流れています。そんな豊かな自然のなかで、人々は農作物を丹精込めて育ててきました
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あたたかい陽の光、清らかな水、澄んだ空気、土のぬくもり・・豊かな自然のなかには、人間が心身共に幸せな暮らしをするためのヒントが散りばめられているような気がします
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