絵画「田植えの風景」 - 絵画と文で綴る「農村やなつかしい風景」 (井上晴雄 絵画作品集U)

絵画「田植えの風景」

「田植えの風景」 絵画と文 井上晴雄
絵画「田植えの風景」 絵と文 井上晴雄.jpg
 山から湧く水は澄みきり、軽やかな瀬音を立てて水路に流れ込む。連なる山々は新緑の若葉色に染まり、梢には鳥がさえずりはじめる。陽がやわらかい光で大地を照らす春は、万物が光り輝き、生命が躍動する季節だ。

 桜が咲き乱れる頃、農村では田植えの季節がやってくる。水を張った田んぼに、農夫たちは丹精込めて稲の苗を植える。植えるときは細く頼りない苗。しかし、梅雨を経て山々が青々と映える頃、苗は大地にしっかりと根を張り、力強く葉を広げる。そして、秋風が吹く頃、稲穂は頭を垂れ黄金色に染まる。

 日照りの日も、風の日も、ただ一途に大地に根を張り精一杯に葉を伸ばす稲の苗。その日々の積み重ねがふくよかな稲穂となり米となる。なんとも神秘的で奇跡的なことだ。ひと粒の米には、自然の恵みとそれを育てる人々の人生が詰まっているのだ。         「田植えの風景(春)」絵と文 井上晴雄
2014-05-16 16:37 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
日本ならではの農村には、緑があふれ、ゆったりとした時間が流れています。そんな豊かな自然のなかで、人々は農作物を丹精込めて育ててきました
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あたたかい陽の光、清らかな水、澄んだ空気、土のぬくもり・・豊かな自然のなかには、人間が心身共に幸せな暮らしをするためのヒントが散りばめられているような気がします
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